これらの情報はフィクションのための個人的な設定資料集です。史実とは異なる場合が多々あります。
真柄 直澄 (1536?〜1570)
越前朝倉氏の臣。
真柄直隆の弟。子に真柄直基?
怪力無双で剛勇をもって知られ、戦場では五尺八寸の大太刀・太郎太刀を振り回して活躍したという。
永禄11年(1568)、亡命中の足利義昭を慰める宴にて九尺五寸の大太刀を使って舞を披露したという。
元亀元年(1570)の姉川合戦で朝倉景健隊に属して徳川方に斬り込み数十人を切り伏せたが討死した。
太郎太刀は越前の刀匠・千代鶴の作で、熱田神宮宝物館に現存する。
直澄を討ったのは青木一重とも向坂兄弟とも言われる。
あるいは向坂兄弟が父・直澄を討ち、青木一重が子・直基を討ったともいう。
あるいは向坂兄弟が弟・直澄を討ち、青木一重が兄・直隆を討ったともいう。
後に一重は「誰かと戦って傷を負っていた真柄十郎の首を獲った」と語っており、傷を負わせたのが向坂兄弟、首を獲ったのが一重だったのではなかろうか?
実際の真柄十郎は一人だけで、両人が別々に「真柄十郎を討った」と手柄を宣伝したことが複数の真柄十郎がいたという誤解を生んだのではなかろうか?
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