種子島 恵時 (1503〜1567)

種子島氏の第13代当主。
種子島忠時の子。兄弟に時述・蒲生茂清・河内時貞・美座時是・中田時立など。子に時堯。
島津忠良・貴久に従い、天文8年(1539)の市来攻め以降しばしば軍功があった。
天文12年(1543)、ポルトガル商人の乗った中国船が種子島に漂着し、子・時尭とともに鉄砲を手に入れた。
同年、弟・時述が禰寝氏と結んで背いたため敗れた恵時は屋久島に逃れ、態勢を立て直して乱を鎮圧した。
永禄9年（1566）に居館を出て隠退。
永禄10年(1567)3月14日、没。