江戸 通長 (1450〜1494)

常陸江戸氏当主。
江戸通房の子？　通秀の弟？　弟に通雅・額田通栄・枝川通弘など？　正室は額田通栄の子である甥・義通の娘。
寛正6年（1465）、当主・通房の死により家督相続。
文明9年（1477）、通長の庇護下にあった佐竹義定が暗殺され、通長は佐竹義俊に降った。
文明年間（1469〜86）には小幡城に拠る小幡氏を服属させ、弟・通雅を派遣して小幡城を足がかりとする南進政策を押し進めた。文明13年（1481）には小田成治を破っている。
延徳2年（1490）、山入義藤の佐竹義舜追放に加担し、水戸城周辺から那珂川にかけての佐竹氏領を押領した。
延徳4年（1492）に義藤が死ぬと岩城常隆の働きかけで義舜と和睦し、那珂川周辺の所領を返還した。
明応3年(1494)11月12日、病死。