柳生 家厳 (1497〜1585)

柳生庄の主。大和柳生城主。
柳生因幡守重家の子。子に宗厳。
天文5年（1536）、木沢長政に従い筒井氏や二木氏らと戦う。
天文11年(1542)、木沢長政が河内大平寺の戦いで敗死。筒井順昭は木沢残党を攻略し、天文13年(1544)には家厳も筒井氏に降伏した。
永禄2年(1559)、三好長慶の麾下・松永久秀が大和に進出したため筒井氏を離れて久秀に従った。
永禄6年(1563)、久秀に従い多武峰合戦に参加。
永禄11年(1568)、久秀は織田信長に臣属し、久秀に従う家厳も信長に従った。
元亀2年(1571)、久秀に従い大和辰市に筒井順慶と戦う。
後、筒井氏が信長に降ったことで信長の大和侵攻における役割を終え、家督を宗厳に譲り隠退した。