扇谷 定正 (1443〜1494)
扇谷上杉家当主。 扇谷持朝の子。養子に朝良。 文明5年(1473)、甥・政真の死により家臣団の支持を得て家督を相続。 文明9年(1477)、反乱を起こした山内家の臣・長尾景春に攻められ上野国へ敗走。 文明14年(1482)、足利成氏と和睦。 文明16年(1486)7月26?日、家臣・太田道灌を謀殺。 長享2年(1488)頃、山内顕定と本格的に争うようになり、兵力では劣りながらも実蒔原合戦・須賀谷原合戦・高見原合戦などに勝利した。 その後も長尾景春や足利成氏らと結んで山内顕定や兄・三浦高救らに抵抗を続けた。 明応3年(1494)、伊勢宗瑞と共に武蔵国高見原で顕定と対陣中に荒川を渡河しようとして落馬、間もなく没した。
水無瀬 優 postmaster@katsura-kotonoha.sakura.ne.jp http://katsura-kotonoha.sakura.ne.jp/etc/olhlp/00/00/00/e5.shtml