里見 義康 (1573〜1603)
安房国里見氏8代当主。 里見義頼の子。子に忠義。兄弟に義高・正木時茂。 天正14年(1586)、父・義頼の死により家督相続。 天正16年(1588)、豊臣秀吉に安房国・上総国と下総国の一部を安堵された。 天正16,17,18年(1588,89,90)、正木頼忠に命じて万喜城の土岐頼春を攻めさせたが三度とも敗退した。 天正18年(1590)、秀吉の小田原征伐に乗じた万喜城攻撃が秀吉の怒りを買い、上総・下総を没収された。 天正19年(1591)、居城を館山城に移す。 文禄元年(1592)、文禄の役では徳川家康に従い肥前名護屋城に在陣。 慶長5年(1600)、関ケ原合戦では東軍に属し、結城秀康に従い会津上杉氏の押さえとして宇都宮へ出陣し、常陸国鹿島郡30000石を加増された。 慶長8年(1603)11月16日、没。
水無瀬 優 postmaster@katsura-kotonoha.sakura.ne.jp http://katsura-kotonoha.sakura.ne.jp/etc/olhlp/00/00/01/6c.shtml