正木 時忠 (1518〜1576)
里見氏の臣。勝浦城主。 正木時綱の子。実茂・時茂の弟。子に時通・頼忠。 水軍を率い、里見義尭に従い各地を転戦した。 天文2年(1533)、稲村の変で父・時綱と兄・実茂が主・里見義豊に誅され、時忠は兄・時茂と共に長狭郡山之城主に逃げ帰り、里見義堯を支持して義豊と争った。 天文3年(1534)、兄・時茂と共に義堯に仕えて犬掛合戦で義豊を敗死させた。 天文11年(1542)、兄・時茂と共に勝浦城を攻略して拠点とした。 永禄7年(1564)、第二次国府台合戦で里見氏が北条氏に敗れると、子・頼忠を人質として差し出し北条氏康の家臣となった。 永禄10年(1567)、三船山合戦で里見義弘が北条氏を撃退すると里見氏に帰参した。 天正4年(1576)8月1日、没。
水無瀬 優 postmaster@katsura-kotonoha.sakura.ne.jp http://katsura-kotonoha.sakura.ne.jp/etc/olhlp/00/00/01/71.shtml