水谷 勝俊 (1542〜1606)

水谷氏7代当主。
水谷勝持の子。兄・勝村の養子。勝村の弟。弟に勝基。子に勝隆。
永禄9年(1566)、上杉謙信に属した主・結城晴朝の命で謙信の将・長尾顕長に従い下総臼井城を攻め、謙信より「下総五千騎の一本槍」と賞賛され感情を与えられた。
永禄12年(1569)頃、兄・勝村より家督を譲られた。
天正5年(1577)、宇都宮広綱の子・朝勝の結城晴朝への養子縁組を仲介する。
天正11年(1583)、益子家宗の依頼で大田資正らと共に下野国田野城を攻略した。
天正12年(1584)、兄・勝村に従い下野国田野城を攻撃した。
天正13年(1585)、片見伊賀守晴信らと共に笠間幹綱・福原主膳朝広らと戦った。
天正18年(1590)、秀吉の小田原征伐に従い32000石を安堵された。
文禄元年(1592)、朝鮮出兵では肥前名護屋城に在陣。
慶長5年(1600)、関ヶ原合戦では東軍に属して佐竹義宣を牽制し、加増されて47000石を領した。
慶長11年(1606)6月3日、没。
墓所は茨城県筑西市(旧・下館市)岡芹の定林寺。