千葉 胤富 (1527〜1579)
下総千葉氏当主。 千葉昌胤の子。利胤の弟。弟に海上胤盛(胤秀?)。子に清胤・邦胤。甥に親胤。 弘治3年(1557)、甥・親胤の死により家督相続。 永禄3年(1560)、北条氏康の命で上杉謙信に攻められた足利義氏の救援に赴いた。 永禄4年(1561)、謙信に呼応した里見義弘の臣・正木信茂に敗れて臼井城・小弓城などを失い謙信に降伏し、4月には謙信の関東管領就任式にも参列した。 永禄5年(1562)、北条氏の支援を得て正木氏から小弓城を奪回した。 永禄7年(1564)、原胤貞・高城胤辰らと共に北条氏に従い第二次国府台合戦に参戦し、里見氏を大いに破る。 永禄9年(1566)、上杉謙信の命を受けた長尾顕長・水谷勝俊らによって包囲された原胤貞の臼井城に援軍500騎を派遣した。 元亀2年(1571)、小弓城に攻め寄せた里見義弘を撃退した。 天正7年(1579)5月4日、没。
水無瀬 優 postmaster@katsura-kotonoha.sakura.ne.jp http://katsura-kotonoha.sakura.ne.jp/etc/olhlp/00/00/01/99.shtml