原 胤貞 (1507〜1569?1575?)

下総千葉氏の臣。
原胤清の子。子に胤栄・胤親。
天文8年(1539)、父・胤清の隠居により家督相続、小弓城主となる。
弘治3年(1557)、臼井久胤の後見役として臼井城に招かれる。
永禄4年(1561)、謙信に呼応した里見義弘の臣・正木信茂に敗れて臼井城・小弓城などを失い、子・胤栄と共に千葉胤富のもとへ逃れた。
永禄5年(1562)、北条氏の支援を得た千葉胤富に従い正木氏から小弓城を奪回した。
永禄7年(1564)、千葉胤富・高城胤辰らと共に北条氏に従い第二次国府台合戦に参戦、里見氏を破って臼井城を奪回した。
永禄8年(1565)、東金城主・酒井胤敏らと共に上杉謙信に属する土気城主・酒井胤治を攻めるが敗退した。
永禄9年(1566)、上杉謙信の命により臼井城に攻め寄せた長尾顕長・水谷勝俊らと戦い、白井胤治の活躍や北条氏・千葉胤富らの援軍もあって辛うじて撃退した。