水谷 勝持 (?〜1571?1579?)

水谷氏5代当主。常陸国下館城主。結城氏の臣。
水谷勝之の子。勝吉の弟。子に勝村・勝俊・勝基。
大永6年(1526)、猿山合戦で下野国中村城主・中村玄角を討ち取る功を挙げ、中村6郷を与えられる。
享禄2年(1529)、久下田に城を築く。
天文6年(1537)、結城政勝の下妻攻めに先鋒として従軍、多賀谷家重との和睦を取り成す。
天文17年(1548)、真壁宗幹を誘って共に多賀谷重政を攻め降す。
弘治2年(1556)、政勝に従い常陸国海老ヶ島城を攻める。
永禄2年(1559)、結城領に侵入した小田氏治を撃退した。
没年は田宮伊平家文書『常陸国下館城主代々法名控』には伊勢守晴時・元亀2年(1571)、『水谷家譜』には伊勢守正吉・天正6年(1579)とある。